2013/12/09

Philz Coffee: コーヒーとモヒートという謎のコンビネーション

サンフランシスコ発のPhilz Coffeeというコーヒーショップに行ってみた。

サンフランシスコを中心にベイエリアで十数店舗を展開。そのうちの一店舗はFacebook本社内にある。Facebookの他TwitterやGoogleでもPhilzの豆を使用したコーヒーが提供されているらしい。

このPhilz Coffeeは、いろいろな意味で独自路線を行っていて、興味深い。

HPを見たところ、他の店舗はもう少しシンプル
1. 外観が独特
お店の外観はヘイトアンドアシュバリーのヒッピーカルチャーに通ずるような不思議でサイケデリックなペイントが施されている。サンフランシスコ発のコーヒーショップと言えば、ブルーボトルをはじめとしたシンプルでミニマムな店構えが優勢の中、Philzは異彩を放っている。


モヒートコーヒー。うっすら見える緑色がミントの葉





2. メニューが独特
Philzには、エスプレッソマシンがないのでメニューはドリップコーヒーのみ。コーヒーのメニューは、豆の焙煎具合 x 豆の種類 x サイズという組み合わせで少々複雑。

事前にYelp等で調べた結果、モヒートコーヒーという、ドリップコーヒーにミルク、砂糖、ミントの葉を入れたものが名物らしい。冷たいタイプが主流らしいが温かいタイプも出来るとのこと。
オーダーの流れを示した看板とメニューボード


3. オーダー方法が独特
コーヒーショップでのオーダーは、レジで注文と支払いを済ませてからドリンクをつくってもらうという流れが一般的だと思うが、Philzはまずドリンクをつくる人に直接注文をし、その後レジで支払いをするという仕組み。










いざ、モヒートコーヒーをオーダーしてみると、、、
まず豆の焙煎具合をダークロースト、ミディアムロースト、ライトローストに加えてノンカフェインのDecafの4タイプから選ぶ。その後豆の種類を選ぶらしいが、フレーバー等豆の特徴を早口で色々と説明されて途中からよくわからなくなってきたので、一言、おすすめのでいいですと伝えた。その後も砂糖は?ミルクは?と聞かれるので、全てにYesと返答。とてもフレンドリーな店員さんで丁寧に色々と説明してくれたが、細か過ぎるのと私の英語力不足により、一杯のコーヒーを飲むための道のりが果てしなく遠く感じてしまった。

豆の種類のみならず焙煎具合までを客が指定する仕組みは、親切か煩わしいか賛否が分かれるところだと思う。私は、リピーターか余程のコーヒー通で無い限り、選択肢が多過ぎると結局お店の人のおすすめに頼らざるを得ないのでは?と思う。そして何よりコーヒーは気軽に飲みたい。だからその時々でベストな豆や焙煎具合をお店の方から提示して欲しいかな。

で、モヒートコーヒーの味はと言うと、チョコミントアイスとコーヒーを同時に口に入れた感じ、というのが一番近いのではないかと思う。不味くはないけど、特に美味しくもない、でもハマる人がいるっていうのはわかるかも、という何とも言えない感じ。

今回はモヒートという変化球メニューを試したので、スタンダードなコーヒーが美味しいのかは未確認。にしても色々インパクトが強過ぎて、サードウェーブコーヒーの様に純粋にコーヒーを味わうような体験が出来そうには思えないのだけど、ザッカーバーグ氏が自社に店舗を構えさせたことからも、きっと何らか多くの人を惹き付ける魅力があるのだろう。


Philz Coffee
Palo Alto - Midtown / Stanford
3191 Middlefield Rd at Loma Verde Ave
Palo Alto CA 94303
Wi-Fi: Free

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